第63回川崎市幼児教育研修大会、兼62回神奈川県私立幼稚園教育研究川崎地区大会が、川崎市、神奈川県並びにご関係各位のご理解のもとに、福田市長、橋本市議会議長はじめ、各会派代表の市議会議員と県議会、国会議員の皆様、また矢澤父母連会長、県連合会の木元会長にもご臨席いただき、今年も無事に開催出来ますことに心より御礼申し上げます。 今年は20年以上利用してきた「エポックなかはら」が、改修工事のために使用出来ず、思案していた所、学校法人洗足学園様のご厚意により、洗足学園前田ホールをお借りすることがかない、溝口での式典・全体会の開催となります。市内の仲間の園でもあり、洗足こども短期大学幼児教育保育科の卒業生が加盟園に多くご勤務なさっているとはいえ、快くご提供いただいた学長の落合俊文先生始め学園関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。 幼稚園現場でも、新型コロナウイルス感染症の対応は未だに気を緩めるわけにはいきません。生活規制や学校活動については色々見直しがされてはいますが、各園ではまだまだ完全にコロナ以前の教育形態に戻れずに日々お悩みのことでしょう。協会の事業も今年度は、夏の宿泊研修を日帰りの特別研修に変更した以外は、毎月の継続研修会や父母連の総会、大会を人数制限して実施したり、研修等ではリモート併用で対応したりと何とか予定していた事業を無事に終えてきています。願わくは、一日も早く先生も子どももマスクを外し、表情を直接感じながら過ごす日が来てほしいものです。 本日、全体会で5年、10年、15年の永年勤続表彰を受賞される先生方、誠におめでとうございます。子どもたちのために困難を乗り越えて、懸命に努力され、保護者の方々の信頼を得ながら日々頑張っていただいたことに感謝と御礼を申し上げます。今回の受賞を機に、向上心を忘れず更に素敵な先生を目指してご努力ください。 さて、ベストセラーとなった著書『バカの壁』で有名な東京大学名誉教授の養老孟司先生が、著作(対談集)の中で「子どもは自然であって、親や周りの大人の思い通りには育たない、まして育児書やネット情報もしかりです。大人にできることはその環境をしっかり用意してあげることくらいだろう」と語っています。私たちの日々の幼稚園教育にも繋がってくるような言葉で、改めて考えさせられました。思い通りには育たない子どもたちなれど、無限に広がる彼等の将来(あらゆる可能性)に向けて大会のテーマでもある『子どもが主役の幼児教育』を実践できるように各園で頑張っていきましょう。 この一年間、各分科会でご指導いただいた講師の皆様、コロナに負けず各研修・研究会にて献身的にお支えいただいた研修部員の先生方、そしてこの研修大会にご尽力いただいた関係各位に心よりお礼申し上げ挨拶とさせていただきます。
公益社団法人川崎市幼稚園協会
会長 鈴木 伸司
本大会開催に際しまして、大変多くのご祝辞を頂戴いたしましたので、この場をお借りしてご披露させていただき改めまして感謝申し上げます。ありがとうございました。
【講師】山口 創 先生(桜美林大学リベラルアーツ学群教授)
【テーマ】「子どもの「脳」は肌にある」~幼児期に大切にしたいスキンシップ~